コウホ地7

#コウホ地 (7)
節分草 利点 明るく木陰がある。土が乾いている。
欠点 道から遠い。

  • 随分奥へ入ってしまった。
  • 道から見えたときいいかんじがした。
  • 下領家という所。
  • セツブンソウが咲いているところに近い。


小川てつオ
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丸井隆人

#1年後のコウホ地 (Report-7)
去年の「アートスフィア灰塚 '98」には途中からの参加で、てつオ氏のテントには、このコウホ地 (7) からのお邪魔だった。これから先はそんなに探す労を取られなくて済みそうだ。
てつオ氏がコウホ地 (7) の欠点としてあげているように、コウホ地 (7) は道から離れたところにある。
どこからその場所へ入っていけばいいか、どこの家がその敷地の持ち主なのかをまずは知るために、道を隔てたところにある牛小屋にいたおじさんに聞いてみた。ついでに「去年そこでテントを張っていた青年」のことも聞いてみると、「おー、おったおった。なんか、あとあとまで風船がぶらさがちょったわい」と楽しげに話し出してくれたが、その敷地の「持ち主の婆さんは面倒くさくてのう」と言って、持ち主の家を指さしながら、あまり期待しない方がいいと教えてくれた。
いざ、その家に近づいていくと、その家の隣りに住んでるらしきオッチャンが出てきたので、また「こんにちはー」と言って、てつオ氏のことを聞いてみる。するとそのオッチャンも「おー、いたいた」と言って、高台にある真ん中の栗の木の下にいたことなどを説明してくれた。
栗 これらの様子から、近所の人たちにはそんなに悪印象がなかったんではないか?と楽観して持ち主のところを訊ねてみると、おそらくその婆さんらしき人は出てきてしまった。婆さんに『こんにちわテント』のことを話すと、眉間に皺を寄せながら片手を振って、迷惑そうに出てってくれという素振りを見せる。テントを張るわけではないし、絶対に迷惑はかからないのでとゆっくり事情を話すと、去年、自分たちの家が近所から顰蹙を買ったことなど、それなりに説明してくれた。「田舎では世論がうるさいからのー」なんて言っていたが、世論とはまたずいぶんスケールのデカイ話だ!(笑)
僕からすれば、何となく近所から「あれは何?」みたいなことを言われて縮こまっただけなんじゃないかな〜という風に思えてしまった。ひとこと断って、てつオ氏がテントを張っていた場所の写真だけ、遠くから撮らせてもらう。
とにかく見晴らしはよさそうなところだ。
ただ、あの傾斜面は寝にくそうだな。

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